Corning、スマートフォンやタブレットなどのディスプレイで利用される保護ガラス「Gorilla Glass 4」発表

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Corning Gorilla Glass 4

特殊ガラス及びセラミックの世界的リーダー米メーカー Corning (コーニング)、スマートフォンやタブレットなどのディスプレイに採用されている保護ガラスシリーズの最新モデル「Gorilla Glass 4」発表。競合製品に比べ約2倍以上の強度実現。

■ Gorilla Glass 4 特長

  • 競合製品に比べ最大で2倍以上の強度
  • 1m の高さから荒れた接地面に対しての衝撃で 80% の確率で損傷を逃れた。
  • 現在の市販デバイスで採用されているソーダライムガラスは、100% 破損

Gorilla Glass 4 は、傷をつけた後の残留強度の測定値で、競合するアルミノシリケートカバーガラスの2倍以上の耐傷性を備えています。これにより、落下など、屋外使用時の損傷事故に対するガラスの機械的耐久性が向上しました。

同社スペシャリティマテリアルズのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのジェイムス R.スタイナー 氏は次のように述べています。「Corning Gorilla Glass は、2007年の発売以来、競合材料であるソーダライムガラスや他の強化ガラスを上回る性能を備えてきました。また我々はガラスの可能性を一層押し広げていくために、技術革新を続けてきました。Gorilla Glass 4では、モバイルデバイス破損の最大の原因、すなわち、先端が尖った物、鋭利な物との接触による傷に対する保護性能を大幅に改善すべく努めました。落下によるスマートフォンの破損は消費者が抱える共通の悩みであり、どうにかならないかという声が私たちに寄せられていました。」

Gorilla Glass 4 は、コーニング独自のフュージョンドロー製法で製造されています。Gorilla Glass の特長である薄さ、耐久性、光学的透明度はそのままに、落下時の耐久性を大幅に改善しました。Gorilla Glass は、デバイスメーカーにとってカバーガラスの定番製品になっています。現在、40社を超えるメーカーが合計1,395機種にGorilla Glass をタッチカバーガラスとして採用しており、大きなセールスポイントにしています。2007年の発売以来、Gorilla Glass は30億台以上のデバイスに使用されてきました。

強度の高い保護ガラスとして日本でも認知度のあるガラスです。現状では1世代前の Gorilla Glass 3 のシェアが圧倒的ですが、世界中の顧客に対し Gorilla Glass 4 のサンプル出荷が開始されているとしているため、2015年以降に Gorilla Glass 4 を採用した端末が登場しそうです。

Corning (コーニング)は特殊ガラス及びセラミックの世界的リーダーです。160年以上に亘り培われてきた材料化学やプロセス工学の知識により、コンシューマーエレクトロニクス、自動車排ガス制御製品、テレコミュニケーション及び、ライフサイエンス向けに高度な製品を開発、製造しています。日本では40年以上の歴史を誇り、常に革新的技術を提供し、最先端産業のさらなる発展に貢献するという姿勢を貫いています。

Gorilla Glass 4 で耐傷性の基準を更新 – Corning
http://www.corning.com/news_center/news_releases/2014/2014112001.aspx




Posted by GPad   @   2014年11月22日 土曜日 0 comments
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