グーグル、Android Nougat 次期バージョン「Android O」の開発者向けプレビュー版「Android O Developer Preview 2」公開

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Google Android O Developer Preview 2

グーグル、毎年行われる同社の最大イベント Google I/O 2017 に合わせて Android 7.x Nougat の次期バージョンとなる「Android O」の開発者向けセカンドプレビュー版「Android O Developer Preview 2」公開。ファクトリーイメージも提供。

■ Android O Preview 2 新機能

「Picture-in-picture」= 1画面に2つのアプリを同時に表示する機能。例えば、料理ビデオを再生しながら、レシピのページを表示するなど、2つのタスクを同時に管理できます。画面サイズはシームレスでマルチタスキングを提供するように PIP を設計。

「Notification dots」= 今までステータスバーで確認していた通知がアプリごとにホーム画面で表示確認できるようになります。殆どのアプリで対応することが可能で、例えばアイコンに直接通知を表示することなどが可能。

「Autofill」= Chrome の Autofill (オートフィル) 機能を活用することで、自動入力を選択すると、ID やパスワード、クレジットカード番号の入力が省けるようになります。これまでは特定のサービスのみで機能していましたが、オプトインベースでほぼ全てのアプリに対応します。

「New Android TV Home」= Android TV 向けの新しいホーム画面が追加されます。ユーザーはアプリが提供するコンテンツをより簡単に見つけれるようになります。ホーム画面でプレビューしたり視聴したりすることも可能に。

「Smart Text Selection」= コピーアンドペースト機能を強化したもので、Android O では機械学習を活かし住所、URL、電話番号、メールアドレスなど、特定の単語をダブルタップすることで簡単に選択、コピー、ペーストが可能です。

「TensorFlow Lite」= 深層学習オープンソースライブラリ「TensorFlow」をベースとした「TensorFlow Lite」を搭載。組込み向けに最適化された軽量なライブラリーとなっています。合わせてニュートラルネットワーク API も開発。

「System optimizations」= システムの最適化。Android O ではアプリをより速くよりスムーズに動かすために、システム全体で多くの作業を行っています。同時コンパイルガベージコレクション、コードローカリティなどの新しい最適化を含むランタイムの大幅な変更が実施されています。

「Background limits」= バックグランドでの位置情報取得や Wi-Fi スキャンの制限。これまでアプリケーションが意図せずバックグランドでリソースを過剰に使用することで、システム全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼしていたため、バックグランドで実行方法を変更し、空きメモリーを確保。バッテリー駆動時間も伸びたとしています。

■ ファクトリーイメージ公開
Android O Developer Preview 2 を導入できるファクトリーイメージが2017年5月17日(日本日時では18日)に公開。対象端末はネクサスシリーズスマートフォン「Nexus 5X」「Nexus 6P」とメディアプレイヤー「Nexus Player」、ピクセルシリーズはスマートフォン「Pixel」「Pixel XL」タブレット「Pixel C」となります。

■ Android O のリリースに関して
Android O は Android 7.x Nougat の次期メジャーバージョンになります。コードネームはまだ決定しておらず、バージョン値も不明です。通常ですと 7.0 の次は 8.0 となりそうです。今回公開された Android O はファーストプレビュー版となっており、今後テストを行い何度かバージョンアップが行われます。

Android Developers Blog – Google
https://android-developers.googleblog.com/




Posted by GPad   @   2017年5月18日 木曜日 0 comments
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