グーグル、Android Oreo 次期バージョン「Android P」の開発者向けプレビュー版「Android P Developer Preview」公開

Google Android P Developer Preview

グーグル、Android 8.x Oreo の次期バージョンとなる「Android P」の開発者向けファーストプレビュー版を公開。ファクトリーイメージも提供され「Pixel」「Pixel XL」「Pixel 2」「Pixel 2 XL」で試すことができます。

■ Android P 新機能

Wi-Fi Round-Trip-Time (WRTT) 対応
Display cutout support 「ノッチディスプレイ（切り欠け）」対応
メッセージ通知の改善
マルチカメラ API 対応
ビットマップデコーダー ImageDecoder の搭載
HDR VP9 Profile 2、HEIF エンコーディングの対応
Neural Networks API 1.1 によりパスワードマネージャーに対応
Autofill (オートフィル) 自動入力機能の改善
プライバシー機能の強化
省電力機能の改善

■ Wi-Fi Round-Trip-Time に関して
Wi-Fi Round-Trip-Time (WRTT) は無線通信 IEEE 802.11 mc をサポートするもので、屋内の GPS が届かない位置情報を Wi-Fi アクセスポイントとの距離を計算し取得する機能です。アクセスポイントの位置を検知しているだけで接続はしないためプライバシーは守られるとしています。

■ 切り欠けディスプレイ対応
アップルのフラグシップスマートフォン「iPhone X」から話題となった通称ノッチディスプレイで有名な Display cutout 「ディスプレイ・カットアウト（切り欠けディスプレイ）」での表示に対応。これによりアプリ開発者は Android P 以降の OS バージョンでは、切り欠けディスプレイを採用した端末で表示が異なる場合の問題を回避できるとしています。

■ Android P のリリースに関して
Android O は Android 8.0 Oreo の次期メジャーバージョンになります。コードネームはまだ決定しておらず、バージョン値も不明です。通常ですと 8.0 の次は 9.0 となりそうです。今回公開された Android P はファーストプレビュー版となっており、今後テストを行い何度かバージョンアップが行われます。

Previewing Android P – Android Develorp Blog
https://android-developers.googleblog.com/

Android P Developer Preview – Android Developers
https://developer.android.com/preview/