Google ブランドタブレット「Nexus 7」のベンチマーク情報、他メーカータブレットとの性能比較

Google Nexus 7 Benchmarks

クアッドコアプロセッサ Tegra 3 を搭載したタブレット Google 「Nexus 7」のベンチマーク情報。複数の性能測定方法から「iPad」や「Kindle Fire」、その他「Galaxy Tab」等のメジャー製品との数値を比較した表が公開されました。

■ Google Nexus 7 スペック

OS: Android 4.1 Jelly Bean
CPU: NVIDIA Tegra 3 (Cortex-A9) Quad-core 1.3GHz
RAM: 1GB
ROM: 8GB or 16GB
サイズ: 198.5×120×10.45mm
重量: 340g
ディスプレイサイズ: 7インチ IPS液晶
解像度: 1280×800 (1280×768) WXGA
カメラ: 1.2MP(前面)
通信: WiFi 802.11 b/g/n , Bluetooth
センサー: GPS, Gセンサー, ジャイロセンサー, NFC
外部端子: microUSB, 3.5mmオーディオジャック
バッテリー: Li-Ion 4325mAh （最大連続 9時間駆動スタンバイ300時間)
その他: Chrome 標準ブラウザ

1. SunSpider JavaScript Benchmark 0.9.1
ブラウザでの JavaScript 処理スピードを測定するものです。数値が低いほど良いとされます。驚く事に「Nexus 7」がトップ！次いでアップルの「iPad」が早い結果を出しています。

2. Rightware BrowserMark
ブラウザ上で JavaScript を実行し、CPU 性能を測定するものです。数値が高いほど良いとされます。トップは「Nexus 7」の製造メーカー ASUS の「Transformer Pad Infinity」となってます。次点に「Nexus 7」とこれまた素晴らしい結果です。

3. GLBenchmark 2.1 – Egypt
グラフィック性能を測定するベンチマークです。数値が高いほど良いとされます。トップはアップル「iPad」、「Nexus 7」は5番目と中くらいの位置にいます。GPU での性能差が出た感じですね。

4. GLBenchmark 2.1 – Pro
グラフィック性能を測定するベンチマークです。（プロ版）数値が高いほど良いとされます。若干の数値に変化が見られますが「Egypt」版と殆ど同じ順位となっております。

■ 補足事項
「Nexus 7」に搭載されているクアッドコアプロセッサ Tegra 3 はスペックシート上は 1.3GHz となっていますが約 1.2GHz に下げられて作動しているようです。また、GPU も 416MHz に下げられている状態との事。数値が下げられているにもかかわらず良い結果を残しているのは Chrome ブラウザの JavaScript 処理が効率的に行われているからとしています。

平均してアップルの「iPad」が良い数値を残していますが、ASUS の製品も全体的に素晴らしい数値です。ただし、「Nexus 7」が199ドル（約16,000円）から購入できる事を考えるとコストパフォーマンスの観点ではカナリ良いのではないでしょうか？

日本での発売はまだアナウンスされていませんが、国内の輸入販売業者が販売受付をスタートさせています。25,000円前後の価格が多いようなので、どうしても欲しいという方は利用してみるというのも1つの手段です。Google 様早く公式に日本でも発売を！（＞＜

Google Nexus 7 and Android 4.1 – Mini Review – AnandTech
http://www.anandtech.com/show/6054/google-nexus-7-mini-review