NEC、雑音環境下でもスマートフォンやタブレットなどを遠隔操作できる音声認識技術を開発

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NEC Enable Effective Voice Control of Electronics in Noisy place

NEC は、雑音除去技術と音声強調技術を組み合わせることで、スマートフォン・タブレット端末や家電などを雑音下においても離れたところから声で操作できる、音声認識技術を開発。

NEC が開発した技術は、従来は利用が難しかった雑音下においても、マイクから離れて発話した音声を正確に検知して、機器の操作ができる音声インタフェースを実現。本技術により音声を用いて、騒がしいリビングルームやキッチンで約1m離れた場所から機器を操作したり、走行中の車内でカーナビをスムーズに操作したりすることが可能になります。また、工場などの生産現場、店舗や倉庫などの流通現場において、音声を利用したデータ入力にも応用可能です。

主な特徴は下記の2点

■ 二つのマイクを用いた雑音除去技術で、音声を正確に検知
機器に搭載した二つのマイクに入る音(音声+雑音)の信号から、雑音成分を逐次推定・除去して音声成分だけを残す技術を開発。時間とともに変化する雑音にも正確に追従し除去することで、従来の雑音除去技術よりも正確に音声だけを検知することが可能。これにより、機器のボタンを押す、機器に向かって手を叩くなど、操作を開始する際に行っていた動作が不要。

■ 音声のモデルを用いて、音声認識に最適な音に調整
雑音除去を行った結果、歪みが発生し認識が難しくなった音声に対して、モデルに基づいて音声成分を強調する技術を開発。これにより、歪んだ音声を音声認識に適した音に調整することが可能となり、モバイル端末向け音声認識の世界標準規格よりも優れた音声認識精度を実現。

※ モバイル端末向け音声認識の世界規格
モバイル端末から入力された音声をサーバで認識し、端末に結果を返すサーバ・クライアントフレームワーク(分散音声認識:DSR)では、ETSI Advanced Front-End (AFE)と呼ばれる音声強調処理の標準規格が定められている。

雑音環境下でも音声で家電やスマートフォンなどを遠隔操作できる音声認識技術を開発 – NEC
http://jpn.nec.com/press/201305/20130507_04.html




Posted by GPad   @   2013年5月7日 火曜日 0 comments
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