インド Ringing Bells、超低価格251ルピー(約400円) の 3G モデル 4インチ Android スマートフォン「Freedom 251」販売再開(更新)

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Ringing Bells Freedom 251

インド新興スマートフォンメーカー Ringing Bells は、世界最安となる超低価格251ルピー(約400円)の Android スマートフォン「Freedom 251」。政府の支援を受けてこの価格を実現。発表から販売まで問題続きでしたが2016年6月30日より販売再開。

■ スペック

  • OS: Android 5.1 Lollipop
  • CPU: Quad-core 1.3GHz
  • RAM: 1GB
  • ROM: 8GB
  • サイズ: 未公開
  • 重量: 未公開
  • ディスプレイ: 4インチ タッチパネル 静電容量式
  • 解像度: 960×540 qHD
  • カメラ: 8MP(背面 CMOS) LED フラッシュ無し 3.2MP(前面 CMOS)
  • ネットワーク: W-CDMA / GSM
  • 通信: Wi-Fi / Blueooth
  • センサー: GPS, Gセンサー, 近接センサー
  • 外部端子: microSD(Max 32GB), microUSB, 3.5mmオーディオジャック
  • バッテリー: 1800mAh
  • 筐体カラー: ホワイト
  • その他: Google Play 対応

※ 旧モデルはカメラがリア 3.2MP フロント 0.3MP で、バッテリー容量 1450mAh です。

2015年に設立されたインド新興スマートフォンメーカー Ringing Bells が、超低価格251ルピー(約400円)のスマートフォン「Freedom 251」を2016年2月17日に発表。2016年2月18日の午後6時より同社サイトから注文が可能です。尚、製品の出荷は6月以降になるとしています。

「Freedom 251」は LTE 通信非対応の 3G/2G ネットワークモデルです。超低価格ながらも Android 5.1 Lollipop OS にクアッドコアプロセッサや RAM 1GB ROM 8GB を搭載。リア(背面)には320万画素のカメラが備わっていますが LED フラッシュはありません。

251ルピー(約400円)の価格を実現できたのは、インド政府支援によるもので、現地メーカーを活用し低価格で端末を提供することで、より多くの人たちにスマートフォンを利用できるようにするための試みです。インド政府では IT 事業への取組に力をいれており、学生向けにタブレット購入の援助などもしています。

ちなみに Ringing Bells は LTE 通信対応 Android スマートフォンとしては世界最安クラスとなる2999ルピー(約5,000円)の5インチスマートフォン「Smart 101」なども最近発売して話題になったメーカーです。

インドは既に世界第2位のスマートフォン市場となっており、ユーザー数は2.2億を超えます。人口の約3分の1がスマートフォンを使用しているとみられており、発展途上国特有の低価格モデルが普及する環境になっています。最近では3000ルピー(約5,000円)程度の端末も色々と発売されています。

■ 余談
当初、500ルピー(約800円)のスマートフォンになるとの情報でしたが、実際にはその半額となる251ルピー(約400円)と製品名に合わせた価格で世界中を驚かせています。しかし、この超低価格はインド政府の支援あってのもので、通常では出来ないものです。Ringing Bells では政府による多大なる支援という言葉を使っています。

■ 追加情報 2016年2月28日
2月18日より予約受付を開始した「Freedom 251」ですが、その翌日となる19日で受付を中断。製品自体も地場メーカーを利用したとしていますが、実際には中国メーカーの OEM で色々と問題が指摘されています。製品デザインも当初のプレス画像がら幾度か変更されており実際に販売されるのか怪しい段階に。尚、1日の予約で約7000万件の登録があったとしておりこれらの注文をさばくのは不可能とみられています。

■ 追加情報 2016年3月21日
「Freedom 251」に関して、色々と問題が発生しているようです。現時点で確認されているのは、インド地場メーカー Ringing Bells が政府の支援で格安スマートフォンを製造としていましが、実際には中国メーカー Adcom 社のスマーフォン「Ikon 4」をコピーしただけだったようです。また、このコピーに関してもAdcom の許可をとっているわけではなく、製品をそのまま仕入れフロント(前面)のみ塗装し直すという酷い方法です。塗装を剥がすと Adcom のロゴがでます。

当初から価格に問題があるとされていた「Freedom 251」は、価格だけではなくその工程にも問題があったようです。受付られた注文が多すぎることや、製品提供元が著作権侵害などの違法行為を行っていることから、今後販売される可能性は極めて少ないとみられています。尚、Adecom スマートフォン「Ikon 4」はインドの Flipkart でも販売されています。

■ 追加情報 2016年6月29日
Ringing Bells の世界最安 Android スマートフォン「Freedom 251」が2016年6月30日より販売を再開すると発表。発表時は出荷台数の少なさや、OEM での製品販売から、一時は詐欺との情報もでていた製品です。インドメディアの報道では20万台の製品が確保できたため、販売を再開するとしていますが、予約だけで7000万件あるため、入手は困難と見られています。また、初期に販売されたモデルからスペックが上げられており、カメラがリア(背面) 3.2MP フロント(前面) 0.3MP から、それぞれ 8MP と 3.2MP に、バッテリー容量が 1450mAh から 1800mAh にグレードアップしています。外観デザインもまた変更されているようです。公式の製品プレス画像が入手出来しだいご紹介いたします。

Freedom 251 – Ringing Bells
http://www.freedom251.com/




Posted by GPad   @   2016年6月29日 水曜日 7 comments
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7 Comments

Comments
2月 17, 2016
11:01
#1 匿名 :

なにをどうやったら800円でスマホが作れるんだ。
日本で言う0円スマホみたいな仕組みじゃないだろうな?

2月 17, 2016
13:42
#2 匿名 :

仮に原価含めて製造コスト3000円くらいまでに出来たとして、広告収入込みで800円で売ることは出来なくないかも。雑誌みたいに。
ホームスクリーンに常に広告が出るとか。

2月 17, 2016
17:15
#3 匿名 :

>2さん
なるほど!広告があればできなくもなさそうですね。

2月 17, 2016
18:25
#4 匿名 :

結局政府支援かー、学生向けにインドではタブレットの価格を半額負担なんて前ありましたね。

2月 17, 2016
19:11
#5 匿名 :

いやー凄い!
発展途上国に有りがちな情報格差が無くなると良いな!

2月 17, 2016
20:05
#6 匿名 :

すげえな。日本で10000円ぐらいのスマホと変わらない。

2月 19, 2016
00:10
#7 名無し :

インド尊敬する

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