Google Android O Developer Preview 4
グーグル、Android 7.x Nougat の次期バージョンとなる「Android O」の開発者向け最終プレビュー版「Android O Developer Preview 4」公開。API レベルが26で確定し、Android Beta プログラムにて提供開始。
■ Android O Preview 新機能
「Picture-in-picture」= 1画面に2つのアプリを同時に表示する機能。例えば、料理ビデオを再生しながら、レシピのページを表示するなど、2つのタスクを同時に管理できます。画面サイズはシームレスでマルチタスキングを提供するように PIP を設計。
「Notification dots」= 今までステータスバーで確認していた通知がアプリごとにホーム画面で表示確認できるようになります。殆どのアプリで対応することが可能で、例えばアイコンに直接通知を表示することなどが可能。
「Autofill」= Chrome の Autofill (オートフィル) 機能を活用することで、自動入力を選択すると、ID やパスワード、クレジットカード番号の入力が省けるようになります。これまでは特定のサービスのみで機能していましたが、オプトインベースでほぼ全てのアプリに対応します。
「New Android TV Home」= Android TV 向けの新しいホーム画面が追加されます。ユーザーはアプリが提供するコンテンツをより簡単に見つけれるようになります。ホーム画面でプレビューしたり視聴したりすることも可能に。
「Smart Text Selection」= コピーアンドペースト機能を強化したもので、Android O では機械学習を活かし住所、URL、電話番号、メールアドレスなど、特定の単語をダブルタップすることで簡単に選択、コピー、ペーストが可能です。
「TensorFlow Lite」= 深層学習オープンソースライブラリ「TensorFlow」をベースとした「TensorFlow Lite」を搭載。組込み向けに最適化された軽量なライブラリーとなっています。合わせてニュートラルネットワーク API も開発。
「System optimizations」= システムの最適化。Android O ではアプリをより速くよりスムーズに動かすために、システム全体で多くの作業を行っています。同時コンパイルガベージコレクション、コードローカリティなどの新しい最適化を含むランタイムの大幅な変更が実施されています。
「Background limits」= バックグランドでの位置情報取得や Wi-Fi スキャンの制限。これまでアプリケーションが意図せずバックグランドでリソースを過剰に使用することで、システム全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼしていたため、バックグランドで実行方法を変更し、空きメモリーを確保。バッテリー駆動時間も伸びたとしています。
■ Android O の API レベル
「Android O Developer Preview 3」から API レベルとバージョン値が確定、API レベルは Android 7.X Nougat の 25 から1アップし 26 に。Android のバージョンも 1.0 アップし 7.X から 8.X (8.0) となります。Android O のプレビューバージョンは今回のサード版がファイナルモデルとしており、2017年10月頃までに正式なコードネームが付与されたバージョンが登場する見通しです。
■ Android O 最終プレビュー版
グーグルでは前回の「Android O Developer Preview 3」が Android O のプレビュー最終版としていましたが、2017年夏にリリースされるとしている正式版のリリース直前に「Android O Developer Preview 4」を公開。尚、配信は Android Beta プログラム参加者に対して提供されています。
Android Developers Blog – Google
https://android-developers.googleblog.com/2017/07/developer-preview-4-now-available.html
名前 (Name) が空欄だと「匿名」になり、コメント反映に時間がかかります。名前を入れると投稿後もコメントの編集や削除が可能です。Email は入力しても表示されません。コメントは1度の投稿で【300文字】までとなります。
10:16
OSレベルだけじゃなくChromeとかMapとかGoogleアプリが凄くメモリ食う設計を見直してくれるともっと電池もつようになるしサクサク動くと思う