Android Credential Transfer

Android パスワード マネージャーの移行
画像:Google

スポンサーリンク

グーグルは9月10日、Android でパスワードとパスキーをパスワードマネージャー間で直接、暗号化されたまま転送できる機能の提供を開始した。これまでパスワードマネージャーを乗り換えるには、保存したパスワードを暗号化されていない CSV などのファイルに書き出して取り込む必要があり、そのファイルが端末に残るリスクがあった。新しい仕組みでは、移行先のアプリから移行元のアプリに直接データを要求し、ユーザーが承認すると数秒でコピーが完了する。Android 8 以降の端末で利用でき、当初は Google パスワード マネージャー、1Password、Bitwarden、Dashlane が対応している。

■ 移行の手順

  • 1. 移行先にしたいパスワードマネージャーのアプリを開き、「インポート」や「別のアプリからコピー」などのメニューを選ぶ
  • 2. Android が端末内にある対応パスワードマネージャーを検出し、移行元として選べるアプリを一覧表示する
  • 3. 移行元のアプリを選ぶと、そのアプリ側で転送内容の確認と承認を求められる。内容を確認して承認すると、パスワードとパスキーが暗号化されたまま移行先に転送される
  • 4. 転送後は移行先のアプリで保存内容を確認する。移行元のデータは自動では削除されないので、不要になった時点で自分で整理する

■ ポイント

  • 対応 OS: Android 8 以降
  • 対応アプリ(提供開始時点): Google パスワード マネージャー、1Password、Bitwarden パスワード マネージャー、Dashlane。今後さらに拡大予定
  • パスワードだけでなくパスキーも転送できる
  • 暗号化されていないファイルを端末に書き出さないため、乗り換えの途中で認証情報が流出するリスクを減らせる
  • 開発者向けには Android Developers の資料で実装方法が案内されている

パスキーはパスワードに代わる認証手段として普及が進んでいるが、これまではサービスごとに登録し直す必要があり、パスワードマネージャーの乗り換えが難しい一因になっていた。パスキーごと転送できるようになったことで、「Google のパスワードマネージャーから専用アプリへ」あるいはその逆といった移行のハードルが大きく下がる。

■ 所感

Pixel や Galaxy に限らず Android 8 以降という広い範囲で使えるのがうれしいところで、古めの端末でも恩恵を受けられる。対応アプリはまだ4つだが、主要どころが揃っているので実用性は高い。移行の際は、転送が完了して移行先でログインできることを確認してから、移行元のデータを削除するという順番を守るのが安全だ。

■ ソース

スポンサーリンク