Google Nikesh Arora leaves, joins SoftBank
グーグル最高事業責任者を務め、10年近くにわたり活躍した Nikesh Arora 氏。ソフトバンクのバイスチェアマン(副会長)および SoftBank Internet and Media, Inc. の CEO を経て副社長に就任しましたが、2016年6月22日付で退任を決定。(情報更新)
ソフトバンク、2014年7月18日に、グーグル最高事業責任者を務め、10年近くにわたり活躍した Nikesh Arora 氏がソフトバンクのバイスチェアマン(副会長)および SoftBank Internet and Media, Inc. の CEO として、2014年10月にソフトバンクに参画すると正式発表。
ソフトバンク代表取締役社長の 孫 正義 氏は、Arora 氏の参画について以下のように述べています。
「さらなる事業拡大に向けて進んでいく我々にとって、ニケシュを超える逸材は考えられません。彼は我々の世界展開に大いに貢献してくれるでしょう。バイスチェアマン就任後は、グローバルな成長戦略の策定、実施、管理において私の右腕となって活躍してもらいます。さらに、SIMI の CEO として、ソフトバンクがここ数年にわたって展開してきたインターネット、通信およびメディア事業、グローバルな投資活動を直接監督してもらいます。」
「幸運なことに5年前の出会いから、ニケシュと私は交流を続けてきました。彼は貴重な能力を有しています。財務や事業戦略に関する驚くべき眼識だけでなく、歴史上最も急激に成長した会社の一つで10年にわたり積み重ねた経営陣としての経験、通信事業に係る豊かな知見を活かして、ソフトバンクをさらなる成長に導いてくれると信じています。次の株主総会で、ニケシュをソフトバンク株式会社の取締役候補にしたいと考えています。」
Arora 氏は、グーグル入社以前、Putnam Investments において通信業界のアナリストとして活躍し、2000年にはモバイルデータ分野の会社を起業しました。T-Mobile では、欧州事業の CMO や取締役などさまざまな要職を務めました。
グーグル入社後、経営陣の一人として経営上の意思決定に参加するとともに、戦略的パートナーシップから、マーケティング、営業、顧客対応まで多岐にわたって管理していました。ノースイースタン州立大学で経営管理学修士号(MBA)を、ボストン大学でファイナンス修士号を、インドのベナレス ヒンズー大学工学研究所で電気工学学士号を取得しています。また、CFA (公認財務アナリスト)の資格も保持しています。
グーグルの幹部再編がここのところ続いていますね。
■ 追加情報 2015年5月11日
ソフトバンク、5月11日に開催した決算説明会において、孫正義の後継者としてニケシュ・アローラ氏を指名。新しい人事としてバイスチェアマンであるニケシュ・アローラ氏は、2015年6月19日にソフトバンクの代表取締役副社長に就任。
孫 正義 氏は、引き続きソフトバンクグループ(SBG) の代表取締役社長を務め、副社長だった宮内 謙 氏は、ソフトバンク(現ソフトバンクモバイル)の代表取締役社長 兼 CEO を務めることになると発表。
■ 追加情報 2016年6月21日
ニケシュ・アローラ氏、第36回定時株主総会に合わせて6月22日にソフトバンググループの副社長を退任すると発表。同士は孫 正義 氏が後継者として氏名した人物で、僅か1年足らずで副社長ならびに後継者を辞めることとなります。顧問としての席は残すとの事。孫氏との時間軸のズレを主な退任理由としています。
ニケシュ・アローラ氏のソフトバンクへの参画について – SoftBank
http://www.softbank.jp/corp/news/press/sb/2014/20140718_01/
代表取締役の異動(退任)に関するお知らせ – SoftBank
http://www.softbank.jp/corp/set/data/news/press/sb/2016/20160621_03/pdf/20160621_03.pdf
後継者を孫切り。
なんつってー!
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23:53
アローラ氏が孫氏の投資手法に批判的で告発する可能性もあるなんていう報道が一部でされてますね。今後、ソフトバンクはどうなるんだろうか。