40nm ARM Cortex-9 搭載、Huawei ハイスペックスマートフォン等に採用のクアッドコアプロセッサ「Hisilicon K3V2」情報

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Hisilicon Technologies K3V2 Quad-core processor

中国ファーウェイ(Huawei)社の子会社、Hisilicon が開発したクアッドコアプロセッサー「K3V2」。CPU ARC Cortex-A9 4コア、GPU16コア、64bitメモリーを採用。「Huawei Acend D Quad」等のハイスペックスマートフォンに搭載されている。

スペイン・バルセロナにて2012年2月27日~3月1日の期間開催された世界モバイル展示会 MWC 2012 でハイスペックスマートフォン「Huawei Acend D Quad」の製品と共に紹介されたプロセッサで、ファーウェイ社会長 Richard Yu 氏は「世界最速のスマートフォンよりも49%高速です。」とアピール。

中国、ファーウェイ社が発表したモバイル端末向け、最新クアッドコアプロセッサ「Hisilicon K3V2」は 40nm 4コア ARM Cortex-A9 にGPU16コア、64bitメモリーを搭載、最大1.5GHzで駆動します。その他、特徴として「A.I PS (A.I. Power Scaling) Core」という技術を組み込み、CPUとGPUのコア作動を監視、最適なステータスに変更することで消費電量を抑えるとしています。

発表会での性能説明時にはハイスペックモデルで使用されているプロセッサとのベンチマーク比較を公開。Asus Eee Pad Transformer Prime クアッドコア 1.4GHz や Samsung Galaxy Nexus デュアルコア 1.2GHz よりも高性能と発表しました。

尚、ベンチマークスコアは Quadrant Advanced が約5000、Antutu Benchmark が約12000、Coremark が約17000というハイスコアを記録。「Hisilicon K3V2」が高性能である事をアピール!

主流となっているプロセッサメーカー NVIDIA や Texas Instruments ではなく、ほぼ自社と言ってよい子会社の Hisilicon が開発したクアッドコアプロセッサを発表し、スマートフォンやタブレットに搭載してきたのには驚きを隠せません。

プロセッサも自前で用意することで差別化を計った Android 端末をリリースできそうですねっ。ファーウェイ恐るべし・・・他のメーカーも供給するということはあるのでしょうか?気になるところです。

HiSilicon K3V2 Quad-core 40nm ARM Cortex-A9 – ARMdevices.net
http://armdevices.net/

K3V2 Quad-core Application Processor – Hisilicon
http://www.hisilicon.com/




Posted by GPad   @   2012年3月5日 月曜日 2 comments
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2 Comments

Comments
3月 5, 2012
22:17
#1 匿名 :

tegra3の1.6ギガだとantutuなら13000越えてますから例によって鵜呑みにしない方が良さそうですね

3月 5, 2012
23:43
#2 匿名 :

通信インフラ会社なだけあって企業体力あるな
とりあえず選択肢が増えるのはいいことだ

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