NTTレゾナント、Android スマートフォンをリモート操作により実機検証できるサービス「Developers AppKitBox」を開始

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NTT Resonant Developers AppKitBox

NTTレゾナント、Android スマートフォンの実機をレンタルしてリモートで検証できるクラウド型開発者支援サービス「Developers AppKitBox (デベロッパーズ アップキットボックス)」を2012年11月15日より開始。

「Developers AppKitBox (デベロッパーズ アップキットボックス)」では、 リモートによる Android 実機検証機能と、開発者に有益なナレッジコンテンツを提供。 これにより Android スマートフォンアプリの開発者は、Android 実機の準備・管理から解放されると同時に、 専用クライアントソフトと連動してアプリやウェブページの試験を簡単かつ効率的に行うことが出来るとしています。

■ サービス提供の背景
モバイルアプリのマーケットでは、App Store および Google Play で約60万以上のアプリが掲載されており、 アプリ開発者にとって、その開発プロセスにおける品質保証の重要性が高まっています。 また、同時に Android 端末は OS のバージョンおよび機種の組み合わせが300種類以上となり、端末フラグメンテーションの問題が浮き彫りになっています。調査会社 VisionMobile が発表した「Developer Economics2012」によると、 アプリの生産コストで大半の人件費がアプリテストを含めた開発とデバック作業で、最大で全コストの55%になるという結果が出ているとの事。同社ではリモートによるクラウドでのスマートフォン実機検証機能等を備える 「Developers AppKitBox」をアプリ開発者向けに提供することで、 アプリテストにかかるコストの削減を実現するとしています。

■ Remote TestKit for Android
「Developers AppKitBox」の「Remote TestKit for Android」は、クラウドを経由して接続された Android 端末実機を時間貸しする、 Android のリモート実機検証機能です。アプリ開発者は、必要なとき・必要な分・必要なAndroid 端末をレンタルすることで、 実機の購入コストや維持・管理コスト、環境構築コストを削減することが見込めます。

本機能の提供に際して、株式会社カトマック(*4)の技術を採用し、 独自のクライアントソフトウェア上からクラウドを経由して Android 端末実機へとアクセスすることが可能です。 非常に高速で滑らかな画面転送を実現し、リアルタイムに近い形で PC からのキー入力を反映させることもできます。 また、既存開発ツールとの連携が容易な技術設計となっているため、近い将来には検証自動化機能により、更なる検証コスト削減を図ります。

■ Remote TestKit for Android 主な機能

  • マウス・キーボード・タッチパネル(Win8タブ)を用いたリモート操作
  • PCからのリアルタイムキー入力
  • レンタル終了の端末初期化機能(インストールしたデータや履歴を自動消去)
  • アプリ (apkファイル)を指定してリモートインストール
  • DDMS、ADT Plugin for Eclipseを用いたリモートデバッグ
  • adbシェルを用いたリモートコマンド実行
  • 画面キャプチャおよび画面操作の録画
  • 画面回転 (Android 2.3以降)、画面サイズの変更

■ 利用手順

■ Knowledge Note
「Developers AppKitBox」の「Knowledge Note」では、スマートフォン開発業務に携わる開発者にとって有益な開発・検証ノウハウを継続的に提供していきます。 サービス開始時にはテストプロセスを中心としたノウハウを公開し、今後順次、HTML5 やクラウドといったITトレンドにも追随した情報発信を行います。

■ サービス利用料金
「Remote TestKit for Android」の利用には、利用時間に合せて料金が発生します。料金は下記の3パターンから選択することが可能です。 また初期登録時に Free Trial 2.5時間分のチケットが付与され、本サービスを無料体験できます。
①900円(1時間分の利用が可能) ※1月上旬から提供開始予定
②4万円(50時間分の利用が可能) ※国内法人のみ利用可能
③7.5万円(100時間分の利用が可能)※国内法人のみ利用可能
※ 「Knowledge Note」は、利用料金がかかりません。

2012年11月15日時点で準備されている Android スマートフォン実機はNTTドコモと KDDI au の両方を合わせて46機種となっているそうです。リモートとはいえ実機作動をレンタルして確認できるとは開発者にとっては魅力的なサービスだと思います。実際に端末を用意するとしたらカナリの費用がかかります。しかし、このサービスアプリ開発以外での検証にも使えそうな感じですね。尚、端末の種類は随時追加していくそうです。

「Developers AppKitBox (デベロッパーズ アップキットボックス)」 – NTTレゾナント
http://appkitbox.com/




Posted by GPad   @   2012年11月15日 木曜日 0 comments
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