Qualcomm SoC Snapdragon 820
Quaclomm、ハイエンドモバイル端末向けチップセット「Snapdragon 820」開発。64bit 対応の独自プロセッサ「Kryo」を搭載。2015年内にサンプル出荷を開始。下り最大 600Mbps 超高速通信対応 X12 LTE Cat.12 モデム搭載。(更新)
■ Snapdragon 820 仕様
※ 2015年11月11日に仕様更新。
※ X12 LTE Cat.12 対応は Snapdragon 820 with X12 LTE モデル。
2015年3月2日、Qualcomm (クアルコム) ハイエンドモデル向けとして提供されているチップセット「Snapdragon 810」の後継製品となる「Snapdragon 820」の開発を発表。
詳細な仕様は公開されておらず、独自プロセッサ「Kryo」を搭載し2015年第二四半期(4月以降)よりサンプル出荷を開始予定。搭載端末が登場するスケジュールなどはアナウンスされていません。
独自プロセッサ「Kryo」は 64bit 対応で FinFET プロセスルール採用していることしか情報が出されませんでした。プロセスは 14nm か 16nm になると見られています。
「Snadpragon 820」に合わせて「Zeroth」と呼ばれるプラットフォームも発表。「Zeroth」はデバイスが物体を認識したり、自律的に学習する機能を備えており、「Snapdragon 820」ではこの「Zeroth」プラットフォームに対応するとしています。
■ 追加情報 2015年9月15日
Qualcomm、「Snapdragon 820」には、下り最大 600Mbps 上り 150Mbps の高速通信に対応する X12 LTE Cat.12 LTE モデムを搭載することが判明。2016年以降に搭載端末が登場予定。
■ 追加情報 2015年11月11日
Qualcomm、同社最新チップセット「Snapdragon 820」の製品ページが公開。これにより仕様の詳細が判明。プロセスは 14nm となっており2015年時点で最上位フラグシップモデル向けのプロセッサとなります。搭載端末は2016年以降よる登場する予定です。
※ 上記スペック画像クリックで拡大したものが別ウィンドウで開きます。
Snapdragon 820 の CPU コアは4つのクアッドコアですが、8コアのオクタコアプロセッサ Snapdragon 810 に比べ処理速度が2倍に向上し、グラフィックス性能も Adreno 530 GPU 搭載で約50%高速化を実現したとしています。
Snapdragon 820 Processor – Qualcomm
https://www.qualcomm.com/products/snapdragon/processors/820
発熱問題の次はファウンダリがネックになりそうだな…
どのメーカーが一番最初にS820搭載端末を販売できますかのー
やはりオクタコアは技術的に時期尚早って事だったんですね。
まさかのクアッドコアかぁ。
>CPU: 64bit 対応 独自プロセッサ Kyro 搭載 Quad-core 2.2GHz
Kryoでは?
匿名 様
ご指摘ありがとうございます。
Kyro は誤りで、正しくは Kryo となります。
訂正いたしました。m(_ _)m
たぶん、クアルコムはCPUを適切に変化させることが出来れば、bigLITTLEの構成でなくても省電力とハイパフォーマンスの両立は可能だと考えているってところで、オクタコアは必要ないのではないかと思います。
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12:58
S810では発熱が問題なって、搭載予定の端末が総じてリリース遅れちゃったけど。S820は大丈夫なんかね?