Samsung Exynos 8 Octa (8890)

サムスン、同社初 14nm FinFET プロセス採用、オクタコアプロセッサに GPU Mali-T880 を搭載したモバイル端末向けチップセット (SoC) 「Exynos 8 Octa (8990)」発表。下り最大 600Mbps 通信 LTE Cat.12 対応モデムも搭載し2015年末量産開始。

■ 仕様

• 型番 Exynos 8990
• プロセス: 14nm FinFET
• CPU: 64bit ARMv8 ベース (Cortex-A53 x4 + カスタムプロセッサ x4) Octa-core
• GPU: ARM Mali-T880
• モデム: X12 LTE Cat.12/13 対応 (下り最大 600Mbps 上り 150Mbps)

サムスン、チップセット Exynos シリーズ2015年最上位モデルとなる「Exynos 8 (8890)」発表。スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末向け製品で、同社初となる 14nm FinFET プロセス採用 64bit 対応オクタコア（8コア）プロセッサ搭載。

チップセットの詳細仕様はまだ公開されていませんが、公式の説明によるとプロセッサには ARMv8 ベースとなる Cortex-A53 を4基と、カスタムプロセッサとされるクアッドコアプロセッサの合わせて8基を搭載。GPU には ARM Mali-T880 を採用。

LTE モデムはキャリアアグリゲーション (CA) をサポートし、下り最大 600Mbps 高速通信 LTE Cat.12 と、上り最大 150Mbps の LTE Cat.13 に対応。ダウンロードとアップロード両方の最速技術に対応した最先端 LTE Rel.12 Cat.12/13 モデムを統合しています。

「Exynos 8 Octa」は2014年10月に発表された前作「Exynos 7 Octa」に比べ30パーセントのパフォーマンス向上と、電力効率を10パーセント以上改善。2015年末より量産を開始予定で、2016年上旬に搭載端末が登場する見通しです。

Exynos 8 Octa – Samsung
http://www.samsung.com/semiconductor/minisite/Exynos/