NTT docomo LYNX SH-10B by SHARP
パンタグラフキーボードや5.0インチの大画面液晶を搭載。シャープ製のコミュニケーション Android 端末。「ドコモ スマートフォン」のカテゴリーに属する商品となる。OS には Android 1.6 を採用、2010年7月発売。
■ スペック
QWERTY配列のキーボード。タッチパネルやトラックボールも装備。ブラウザのスクロールや、メニュー操作などの際に、シーンに合わせたデバイスを選ぶことができる。マルチタッチにも対応し、ピンチイン、ピンチアウトでの拡大・縮小も可能だ。Android OS 1.6 自体はマルチタッチを利用できないがシャープが独自に機能を拡張しており、ブラウザとフォトのみが対応。
スペックの近いauの「SHARP IS01」のユーザーインターフェイスは「ocean observation」と「KDDI」が、共同で開発しているが、LYNX SH-10Bのものはシャープ製となる。 ウィジェットが充実しているのも特徴。「mixiウィジェット」「Twitterウィジェット」「Googleウィジェット」など、20種類をプリセットする。「ブログ投稿ウィジェット」を搭載しウィジェットから簡単にブログ投稿ができる。
「フォト」「メディアプレーヤー」に加え、辞書もウィジェット化し、ホーム画面から直接利用できる。ウィジェットのダウンロードは「SH Wideget Gallery」から行う。メーラーは3ペイン表示に対応。内蔵のドキュメントアプリで、Word、Excel、PowerPoint は編集まで可能となる。
Android 端末ながら、日本独自の機能にも対応しており、ワンセグ内蔵。電話帳では、インクリメンタルサーチができ、赤外線によるデータの交換も可能となっている。5インチのディスプレイは横長のスタイルで、解像度は 960×480 のフルワイド VGA。シャープの開発した「NewモバイルASV液晶」となる。
530万画素CMOSカメラ、43万画素インカメラ、バーコードリーダー、名刺リーダー、情報リーダー機能を備え、さらにDLNAサーバー機能で、音楽や写真を、AQUOSへワイヤレス転送可能。
通信方式は最大7.2Mbpsの HSDPAと最大5.7MbpsのHSUPA。国際ローミングサービスの「WORLDWING」はサポートしているが、3GのみでGSMは搭載されていない。GoogleマップやAndroidマーケットといった、Android標準のサービスも利用可能。
LYNX SH-10B – SHARP
http://www.sharp.co.jp/products/sh10b/
■ 追加情報 2010年9月9日
NTTドコモはシャープ製のAndroidスマートフォン「LYNX SH-10B」の販売を一時見合わせると発表。理由はソフトウェアに不具合が発見されたため。購入済ユーザー(9月8日時点で約7000台)には、個別に連絡の上9月13日をめどにアップデート用のソフトウェアを配布する予定。販売再開はソフトウェア更新済みの製品が用意できる9月中旬以降。
不具合の内容は、悪意のあるアプリケーションがインストールされた場合にユーザーのキーボード操作履歴が、第三者によって取得されてしまう可能性があるというもの。パスワードなどを入力した際に、その文字列が漏洩してしまう危険がある。実際にこのセキュリティホールを悪用したアプリケーションはまだ発見されておらず、ユーザーからの申告もない状況だが、ドコモはソフトウェアのアップデートが配布されるまでの間アプリケーションのダウンロードを控えるよう呼びかけている。
au初のAndroidスマートブック IS01 シャープ製 不具合情報も載せてあります。
https://gpad.tv/netbook/is01_au_sharp/
■ 追加情報 2010年12月1日
「LYNX SH-10B」について、Android 2.1へのバージョンアップを実施しない方針を明らかにした。「au IS01」の件があったので、なんとなく予想はしてましたがもうちょっと頑張ろうよ!(><
名前 (Name) が空欄だと「匿名」になり、コメント反映に時間がかかります。名前を入れると投稿後もコメントの編集や削除が可能です。Email は入力しても表示されません。コメントは1度の投稿で【300文字】までとなります。