Cisco Systems Cius
米通信機器大手のCisco Systems タブレット端末「Cisco Cius」。2010年7月1日に発表された端末だが2011年7月31日にようやく発売予定。Android をベースとしたビジネス用と向けコミュニケーションツールとなる。端末の発売日発表に合わせて、Cius 向けアプリストア「AppHQ」も公開。
■ スペック
※2011年7月31日に販売されるタイプは WiFi 通信のみ。
※3G 4G でのネットワーク通信はオプション
※ネットワーク、LTE対応版の発売はされるが時期未定。
企業向けでの利用を想定した端末で、ビジネス用途に特化したアプリや機能も搭載される。ビデオ電話やクラウドサービスなど、ローカルPCやネット上のコンテンツを Cius から簡単に閲覧・編集することも可能だ。アプリや機能の拡充により社内で使う小型端末としての利便性を高めるとともに、携帯性も考えられた設計。重さが 520g と比較的軽量な点もアピールポイントの一つだという。
Cius は持ち運びしない時にはオプション品のドッキングステーションに置いておける。ドッキングステーションに置かれた姿はさながら少し大きなディスプレイを持つ卓上電話機だ。基本的に豪華なデスク用電話端末を兼ねるタブレットであり、実際に海外の複数メディアでもそう評されている。対応するネットワークは3G/4Gの携帯電話回線、Wi-Fi。 Bluetoothやカメラも搭載。ドッキングステーションから離し、携帯する場合はバッテリー駆動となり、最大駆動時間は約8時間。
国内も含めてCiscoの電話機を導入している企業は非常に多く、米国のみならず世界的に売れる可能性を秘めている。もちろん価格次第だろうが、少なくとも自分のデスクの卓上電話機をCiusに変えてほしい、と思う方は多く存在すると考えられる。
■追加情報 2011年6月30日
正式に2011年7月31日発売予定を発表。価格750ドル(約60,000円)前後の予定。
今回の発表にあわせて「Cius」向けアプリケーションストア「AppHQ」も公開。AppHQは、Cius 向けのアプリを販売・購入できる。アプリストアで開発者はCius向けアプリ開発のツールやリソースを入手し、テストおよび販売が可能。Cius では、米 Google の Android Market で公開されている20万本以上のアプリを利用できるが、AppHQ からアプリをダウンロードすることで、IT 管理者は Cius をより安全に管理できるとしている。
Cisco Cius Tablet on the Nation’s Fastest Mobile Broadband Network – AT&T
http://www.att.com/
Cisco System AppHQ
https://marketplace.cisco.com/apphq
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