Google 公式アプリストア Android Market セキュリティー強化、マルウェア自動スキャン検出システム「Bouncer」の導入発表

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Google Android Market Security Bouncer

Google は公式アンドロイドアプリサイト Android Market を自動スキャンし
マルウェアと思われるソフトウェアを検出するセキュリティーシステム
「Bouncer」の導入を発表、2012年2月2日には既に可動しており
有害な可能性のあるアプリのダウンロード数が40%も減少したとの事。

■ マルウェア (Malware)
マルウェアとは、不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェアの総称。
マルウェアには、様々な脅威が含まれる。代表的な例としては、ウイルス、キーロガー、トロイの木馬等々。

Android は2011年は、稼働デバイス数は前年比で 250% も成長し
Android Market でのアプリケーションのダウンロード数は累計 110 億を超えました。
そうした中で Google は最新の機能や技術革新を提供するとともに
安心して Android を使用できるよう、セキュリティについても重視してくれているようです。

■ Google は Android のセキュリティを強化!
Google で開発したシステム「Bouncer」を、2012年2月2日に米国において発表。
このシステムは、今までの利便性を損なうことなく公式アプリストア Android Market を
自動的にスキャンし、マルウェアと思われるソフトウェアを検出します。
本システムにおいて、開発者の皆さんはアプリを配布、販売するおに承認手続きを行う必要はありません。

■ Bouncer (バウンサー)
Bouncer は、Android Market の既存のアプリケーション
そしてデベロッパーのアカウントをスキャン、診断・分析します。
具体的には、例えばアプリがアップロードされると、すぐに Bouncer が
既知のマルウェア、スパイウェア、トロイの木馬でないかを分析します。

同時に、アプリケーションが不審な挙動をしていないかをチェックし
過去に分析したアプリのデータと照合することで、危険な可能性のあるアプリを検出します。
Google ではすべてのアプリについて、Android 端末と同じ環境をクラウド上に再現し
実際にアプリがどのように挙動するか、隠された不審な挙動がないかを確認しています。

■ アプリだけではなくデベロッパー(開発者)の経歴もチェック
さらに、新たに登録されるデベロッパー アカウントもすべて分析し、悪意のあるデベロッパーや
過去に何度も違反をしたデベロッパーが再びアプリをアップロードできないようにしています。

■ Bouncer の効果
Bouncer による Android マーケットのマルウェア検出が行われた結果
2011 年の上半期から下半期にかけて、マルウェアの疑いのあるアプリダウンロード数が 40%減少

Android のセキュリティーはアプリや端末等の色々な観点においてトラブルがあったりしますが
Google がこのようにユーザーの安全を考えて対応してくれることは素直に嬉しいですね!

Gpad は今回のセキュリティー強化の内容にも関心しましたが、システム名が
バウンサーという用心棒の意味をもった名前で、カッコイイ!と思ってしまいましたw

Android とセキュリティ – Google Japan Blog
http://googlejapan.blogspot.com/2012/02/android.html




Posted by GPad   @   2012年2月7日 火曜日 0 comments
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