Oracle expert claims Google may owe up to $6 billion
オラクル(Oracle)、Google を相手にAndroid 関連の特許訴訟にて、不正に使用されたJava関連技術の被害総額が14億~61億ドル(約1120~4480億円)になる可能性があることことが判明。アプリケーションの動作に使われている「Dalvik」が侵害しているとされる箇所。
オラクルと取引関係のある専門家が明らかにした推定額で、グーグルの弁護団はさっそく「息が止まりそうなほど、途方もない金額」と反論。オラクルはサンマイクロシステムズの買収を2010年1月に完了しており、同社の Java 関連技術の権利を買収により取得。2010年8月には Android OS に Java 関連の技術などが不正に使用されているとしてGoogle を相手に訴えを起こした。
具体的な侵害箇所となっている部分は、Android アプリケーションの動作に使われている「Dalvik」という仮想マシン・ソフトウェアがオラクルの持つ Java の特許を侵害しており、この部分に関して、Android での Java 利用に関するライセンスを Google は取得していないという。
Google はオラクルが提示した金額について、サンマイクロシステムズからJavaのライセンスで得た金額は、多くてもオラクルの推定額の10分の1程度でしかなく、モバイル関連に限れば20分の1以下だと主張。また同社は、オラクルが侵害されたと主張する特許は無効であり、特許侵害は成立しないとしている。
んー Android の特許関連問題が拡大してますな・・・
最近大きく取り上げらているのは、アップル(Apple)とサムスン(Samsung)の訴訟ですが、実はアップルはスマートフォンに関する特許でノキア(Nokia)とも訴訟をしており、これに関してはノキアがアップルにライセンス料金を払うということで和解しています。その他、サムスン、ノキア以外にもHTCやモトローラ(Motorola)とはまだ訴訟中で、どのような決着が付くか注目されています。
具体的なライセンス料金で話題になったのが「マイクロソフト HTC Android端末が1台売れると5ドル儲かる」で、Android で使用されている特許で製品を売らずして莫大な利益を生んでいる事例がでています。
メーカーにとっては死活問題なので大変なことなのですが、ユーザーにとっては便利な機能は入れてほしいし、少しでも端末は安く、高性能、高品質を求めてしまうところです。(><
参考記事
・Oracle expert claims Google may owe up to $6 billion – Mercury News
・Oracle Seeks ‘Billions’ From Google in Java Technology Patent Lawsuit – Bloomberg
名前 (Name) が空欄だと「匿名」になり、コメント反映に時間がかかります。名前を入れると投稿後もコメントの編集や削除が可能です。Email は入力しても表示されません。コメントは1度の投稿で【300文字】までとなります。