Samsung Galaxy Note 7 accident investigation result

サムスン、爆発（発火）事故で世界的なリコールを行ったスマートフォン「Galaxy Note 7」の調査結果を2017年1月23日に正式発表。最終的にバッテリー自体の欠陥と設計にあったと最終的な結論を出しました。分析結果をインフォグラフィックにて公開。

■ 事故分析結果インフォグラフィック

スマートフォン「Galaxy Note 7」に搭載されたリチウムイオン電池は、陽極板と陰極板、そして間に分離膜が巻物形態の「ゼリーロール」が巻き込まれており、それをポーチ（ケース）形状に入れている構造です。問題が発生したバッテリーを分析した結果、1次リコールされたAバッテリーと2次リコールされたBバッテリーで異なる現象が発見。

1次リコールされたAバッテリーは、設計上の問題で、ポーチ（ケース）が必要なサイズよりも小さかったのが問題でした。2次リコールされたBバッテリーはバッテリー自体の欠陥で、正負の電極の接触部自体に問題。

海外の専門機関も「Galaxy Note 7」の独立調査を行いました。独自の調査が実施された機関は、米国の安全規格と認証の分野で最高の権威を持つ専門機関「UL」、米国の科学技術分野の分析専門機関「Exponent」、ドイツに本社を置くテュフ ラインランド グループの「TÜVRheinland」の3つです。

「Galaxy Note 7」はギャラクシーノートシリーズ6代目として2016年8月2日（日本日時では8月3日）に正式発表された製品です。発表と同じ月となる8月から一部地域にて発売が開始されたものの、爆発や発火などの事故が報告され、2016年9月2日17時に韓国で行われた緊急会見にてリコール正式発表しました。

Galaxy Note 7 分析結果 – Samsung
https://news.samsung.com/kr/