Samsung Galaxy Tab 10.1 blocked in Europe

2011年8月9日、サムスンとアップルの間で行われている Android 製品「Galaxy Tab 10.1」の特許侵害の訴訟問題に関してサムスン側が敗訴し、ドイツ裁判所にて欧州での発売禁止が下されたようです。

アップルはサムスン Android 製品の多くに対して、デザイン特許3件と実用特許1件を侵害しているとしてアメリカ（米国）、ヨーロッパ（欧州）、オーストラリア（豪州）での特許侵害訴訟を行っています。最近の情報ですと、8月3日に連邦裁判所において、サムスンとアップル両社の合意により、米国版の「Galaxy Tab 10.1」をオーストラリアで販売しないということになりました。（対抗策としてオーストラリア版 Galaxy Tab 10.1 を用意して発売するとの事らしいですが・・・ｗ）

アップルは、販売禁止に加えドイツの地方裁判所に対し、違反行為ごとに35万ドル（約2800万円）の罰金とサムスン幹部の収監を求めているそうです。今回、8月9日に下されたドイツ裁判所の判決はそれとは違い、サムスン側の敗訴としてヨーロッパ全体で「Galaxy Tab 10.1」の発売を禁止するものとなっており（オランダ除く）今後の業績に大きく影響することは必至です。この問題を解決するには最低でも4週間以上の期間が必要となるようでヨーロッパでのサムスンマーケティングは大きな問題をかかえることとなりそうです！

尚、今回の判決は「Galaxy Tab 10.1」にのみ適応されるもので同系の「Galaxy Tab 8.9」やその他の製品は今のところ継続して販売可能との事。

んー、サムスンとアップルの問題は拡大する一方ですね・・・サムスンに限らず Android 製品の特許問題は色々ありまくりなようなのでこれに関して Google が支援するという動きもでてきているようです。（ちょっと期待）

■ 参考情報
・Apple blocks Samsung Galaxy Tab 10.1 in the entire European – FOSS
・Samsung Galaxy Tab 10.1 blocked in Europe – Telegraph