BlackBerry Stops Making Smartphones
カナダ BlackBerry (ブラックベリー)、2017年度第2四半期の決算にて、スマートフォン開発と製造事業から撤退すると発表。同社ブランドでの端末は登場するものの、今後はインドネシア BB Marh Putih などの外部企業とライセンス契約を結び、開発製造を委託へ。
カナダメーカー BlackBerry (ブラックベリー)は、1999年よりスマートフォンを開発発売。一時は欧米のビジネスマンを中心に広く使われており、世界で175カ国7000万人以上が利用し、1億5千万台以上が販売されました。日本国内の通信キャリアでも、NTTドコモが端末を取り扱っていた事もあります。
独自開発の BB OS と、物理 QWERTY キーボードを搭載したスマートフォンを特長とし、一時は世界トップクラスのシェアを誇っていましたが、Google の Android OS スマートフォンや、Apple iPhone 登場によりユーザー激減。2013年以降、シェアは1パーセント以下と最低となりました。
シェア回復の打開策として同社として初となる Android OS を搭載したスマートフォン「PRIV」を2015年11月に発売。5.4インチサイズのタッチパネルを採用し、格納可能なスライド式 QWERTY キーボードや 64bit ヘキサコア(6コア)プロセッサ Snapdragon 808 搭載したハイスペック端末です。
2016年9月28日に公開された2017年度第2四半期の決算では、ソフトウェアサービスの売上は前年比で2倍以上に拡大したものの、全体の売上は思わしくなかったようです。決算発表に合わせて、BlackBerry は自社でのスマートフォン開発や製造から撤退し、今後はインドネシア企業 BB Marh Putih とライセンス契約を結び、開発製造を委託するとの事。
BB Marh Putih 以外の中国やインドメーカーのライセンス契約も協議中で、パートナー企業は増える可能性があります。公式の発表は行われていませんが、既に同社2機種目となる Android スマートフォン「DTEK50」は中国メーカー TCL などが手がけており、その後継機となる「DTEK60」も TCL が担当しています。
Featured Press Release – BlackBerry
http://press.blackberry.com/en/press.html
qwertyキーボードの最後の希望かとか思ったけどPRIVも今ひとつだったらしいし一つの時代の終わりなのかな
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09:27
仕方ない感じ。物理キーボード付きのスマートフォンはもうでてこないのかなー。