モバイル社会白書2026-2027 データが映す、社会のいま

モバイル社会白書2026-2027
画像:NTTドコモ モバイル社会研究所

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NTT ドコモの社会科学系研究所であるモバイル社会研究所は11月5日、2010年から2026年までの17年間にわたるモバイル ICT 利用動向の定点調査と、生成 AI や SNS、子どもやシニアのスマートフォン事情などの最新調査をまとめた「モバイル社会白書2026-2027 データが映す、社会のいま」を公式サイトで無償公開しました。全文は PDF(約 16.8MB)で読めるほか、章ごとのウェブ版も用意されています。書籍版は11月9日に NTT 出版から 2,860円(税込)で刊行され、電子書籍版は同日から無料で公開されます。

■ スマートフォンの利用に関する主な調査結果

  • スマートフォンの OS を「いつも最新」または「だいたい」アップデートしている人は 65%。一方で、使っているスマートフォンがサポート期間内かどうかについては「期間内だと思う」が 49%、「わからない」が 32%
  • 参考として Wi-Fi ルーターのファームウェア更新は「いつも最新」「だいたい」が合計 26% にとどまり、「わからない」は 45%
  • 生成 AI の利用率は 51% と過半数に達し、生成 AI を知っている人は 2025年の 47% から 2026年には 71% に増加。利用者の「役立っている」は 82% に上がった一方、不満として「誤情報」を挙げる人は 40% に増えた
  • スマートウォッチの所有率は 16% 前後で3年間ほぼ横ばい。非所有者のうち1年以内の購入意向があるのは 4%
  • 「今の社会は情報が多すぎる」と感じている人は 83.1%。X・Instagram・Facebook 利用者の 66%、YouTube・TikTok 利用者の 62% が誤情報やフェイクニュースに接した経験がある

■ 子どもとシニアの利用状況

  • 1日あたりのスマートフォン利用時間は小学生低学年が 47分、高学年が 88分、中学生が 162分。中学生はこの3年間で 26分増え、約4割が1日3時間以上使っている
  • シニアのスマートフォン利用時間は3年前の約 1.6倍に増加し、60代は 106分、70代は 58分、80代前半は 25分。約 7割のシニアには利用時の困りごとがあり、最も多いのは「画面が小さく見えづらい」
  • シニアの 92% にはスマートフォンについて気軽に相談できる相手がおり、最も多い相談先は「別居の子」(42%)

白書は7章構成で、端末の所有・利用状況、コミュニケーション、コンテンツとメディア、お金と趣味、安心・安全、子ども、シニアをテーマに、新たに「趣味・娯楽と ICT 利用」「あんしんなモバイル利用・情報への向き合い方」の調査結果も収録されています。主な調査は2026年1月に全国の15〜79歳の男女 6,748 サンプルを対象にウェブで実施されたものです。

■ 所感

Android 端末のユーザーにとって気になるのは、OS のサポート期間を把握していない人が3人に1人いるという点です。Pixel 6 シリーズの保証期間が10月に終了したように、長期アップデートが当たり前になった今でも「自分の端末がいつまで守られるか」は意外と知られていません。生成 AI の利用率が半数を超えたことも含め、スマートフォンの使い方の変化を数字で追える資料として、メーカーやキャリアの発表を読むときの背景知識に役立ちそうです。

■ ソース

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