NVIDIA モバイルプロセッサ「Tegra 4」発表、クアッドコア ARM Cortex-A15 ベース GPU 72コア搭載、Tegra 3 の6倍性能

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NVIDIA Tegra 4 Wayne

NVIDIA、同社のモバイル端末向けプロセッサ「Tegra 3」後継となる高性能チップセット「Tegra 4」が正式発表。コードネーム「Wayne」とされた製品で 28nm サイズに世界初クアッドコア ARM Cortex-A15 CPU と GPU 72コアを搭載。LTE 通信にも対応。

■ 仕様

  • CPU: ARM Cortex-A15 Quad-core Plus 1 (companion core)
  • Graphics: GeForce 72コア Tegra 2 の20倍、 Tegra 3 の6倍性能
  • Memory: デュアルチャンネル DDR3L, LPDDR2, LPDDR3 対応
  • Video: Full 1440p, VP8 アクセレーション, H.264 HP 4K UHD 動画対応
  • Display: 2560×1600 24b, 1080p 120Hz
  • Power: 28nm HPL (消費電力は Tegra 3 に比べて45%軽減)
  • Network: LTE 通信対応 (独自チップ i500)

NVIDIA は2013年1月8日より米国ラスベガスにて開催された世界家電見本市 CES2013 にて、世界初 ARM Cortex-A15 をベースとしたモバイル端末向けクアッドコアプロセッサ「Tegra 4」を正式発表。4つの CPU に72の GPU コアを搭載。LTE 通信にも対応した超高性能プロセッサとなります。

「Tegra 4」は前作の「Tegra 3」同様、クッドコア(4コア)の CPU にプラス1コア(コンパニオンコア)を搭載するプロセッサとなっており、これにより効率良く処理を行い、消費電力を抑えるとしています。

グラフィック性能は「Tegra 2」との比較で20倍、「Tegra 3」との比較では6倍になり、解像度は最大 2560×1600 ピクセルまで対応。他社のプロセッサとの比較でも、WEB ブラウザー処理速度は「Nexus 10 (Samsung Exynos 5250)」の約2倍、「HTC Droid DNA (Qualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064)」の約2.5倍の性能を誇るとしています。

「Tegra 4」には「NVIDIA Computational Photograhy Engine」が搭載、高速で HDR 写真や動画が可能になっており、従来の約10の速度で写真や動画撮影が可能になっているとしています。


※ 図は2011年2月に NVIDIA が発表した資料。

NVIDIA のロードマップでは デュアルコアの Tegra 2 から Quad-core Tegra 3 コードネーム「KAL-EL」(2012年上旬のハイスペックモデルに搭載)がリリース済みとなっており、Tegra 2 のパフォーマンス10倍とされるコードネーム「Wayne」(Tegra 4)、さらにその50倍の「Logan」、更にその次「Strak」100倍となっています。

Live: NVIDIA’s CES Press Event – NVIDIA
http://blogs.nvidia.com/2013/01/live-nvidias-ces-press-event/




Posted by GPad   @   2013年1月7日 月曜日 3 comments
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3 Comments

Comments
4月 4, 2012
00:43
#1 seu :

いつも更新を楽しみにさせていただいております。

ARMのCPU合戦が面白くなってきそうですね。
つい先日発表され、評判の良いKeplerアーキテクチャが適用されるとなると胸熱です。
もちろんそのまま使われるわけでは無いのでアレですが・・・
このあたりは北森さんのところの情報を待ったほうがよさそうですね。

去年が2core元年ならば今年は4coreかな?
とにかく来年辺りまでARMのCPU性能は飛躍的に伸びてくれそうな予感がしてユーザーとしては嬉しいくも悩ましい限りです。

Author 4月 4, 2012
09:27
#2 Gpad :

seu 様
ご覧頂き誠に有難うございます。
プロセッサ合戦スゴイですよね
余りの進化スピードに目が回りそうです… (><

9月 12, 2012
08:02
#3 mois :

そろそろCORE I シリーズに追いつきそうな勢いだ。グラフィックだけならすでにローエンドPC辺りまできているしね。

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