SHARP develop Full-HD 5inch Smartphone Display

シャープはフル HD (1920×1080) に対応したスマートフォン向け5インチ液晶を開発。1インチあたり 443ppi (ピクセル数) の性能を誇る製品で、2012年10月以降より大手メーカーのスマートフォン各種に搭載されるとしています。

供給されるメーカーの情報として、サムスンはフル HD (1920×1080) に対応した5インチサイズスマートフォン開発中としており、ディスプレイには日本シャープ製の液晶を採用予定。サムスンには AMOLED の自社製ディスプレイがありますが、シャープの液晶を採用した新型スマートフォンを開発中との事。

2012年8月時点では5インチサイズスマートフォンの最大解像度は「Galaxy Note」の 1280×800 WXGA になっています。後継機とされる「Galaxy Note 2」は 1680×1050 WSXGA+ になるようなので、それよりも上位なモデルになりそう？

サムスンだけではなく、複数メーカーの5インチスマートフォンに採用されるとしているため、2012年末にはシャープの大型高解像度ディスプレイを搭載したハイスペックモデルが続々とリリースされそうです。ちなみに、Apple iPhone 4S のレチナディスプレイは 326ppi 程度となっているため、シャープの液晶が相当高解像度なのかというがわかると思います。

■ 追加情報 2012年10月1日
2012年8月16日に海外で報じられた情報がシャープより正式発表。スマートフォン向けで世界最高レベルの画素密度を実現した5型フルHD (1,080×1,920ドット)液晶パネルの生産を、9月末から三重第3工場でスタートしたと発表。10月から本格的な生産を開始します。本液晶パネルは、CGシリコン技術を採用し、新規の画素設計や生産プロセスの革新などにより、一般的なフルハイビジョン液晶テレビと同等の画素数をスマートフォンの画面サイズで実現。従来の液晶パネルに比べて約1.3倍の画素密度で表示できるので、なめらかな文字表示や鮮明な地図表示、リアリティ溢れるフルHDの映像表示が可能です。

5型フルHD液晶パネルを生産開始 – SHARP
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/121001-a.html

最新のサムスン “Full-HDフォン” に自社の液晶が使われない理由は？ – ETnews
http://www.etnews.com/news/device/device/2631857_1479.html