Panasonic withdrawal from smartphone business
パナソニック、日本国内での個人向けスマートフォン事業から撤退するとの報道されていましたが、2013年9月26日にパナソニックより個人向けスマートフォン開発休止が正式発表。法人向けスマホや従来型(フィーチャフォン)の生産や販売は継続するとしています。
■ 2013年8月29日 情報スタート
日本経済新聞により、パナソニックは日本国内での個人向けスマートフォン事業を撤退巨額の赤字を出していることから不採算部門の一つである携帯関連事業を抜本的に見直す考え。これにより、携帯電話基地局事業も売却する方針。
パナソニックはフィーチャーフォン時代から携帯電話を発売、スマートフォンでは、ドコモ、ソフトバンクの2キャリアに端末を提供。特にドコモ向けスマートフォンを多くリリースしており、後半では新ブランド「ELUGA (エルーガ)」を発売し、シェアを伸ばす予定でした・・・
欧州などでも同時発売された「ELUGA」ですが、予想以上に売れず。端末のトラブルなども相まって欧州での早期撤退を発表。その後、ドコモなどで行われた「ツートップ」と呼ばれる、特定メーカー機種の優遇販売などでとどめを刺された感じになっています。
2013年7月31日に、「NEC、Android スマートフォン事業撤退を正式発表、7月31日付けで新規開発を中止。タブレット事業は継続」との情報を紹介いたしましたが、パナソニックが NEC に続く形となってしまいました。まだ正式発表は行われていないものの、確定情報と思われます。
但し、パナソニックはソフトバンクと協力して米国市場でのスマートフォン販売を目指すとの発表を行っているため、ソフトバンクが買収した米 Sprint の販売網を利用し同社「ELUGA」シリーズのスマートフォンを米国へ投入していく可能性があります。ソフトバンクは米国通信キャリア Sprint の買収を成功させ世界3位の携帯事業者になっております。
■ 追加情報 2013年9月26日
2013年8月29日に日本経済新聞により、パナソニックの個人向けスマートフォン撤退が報道されていましたが、9月26日にパナソニックより個人向けスマートフォンの開発を休止すると正式発表。法人向けスマートフォンや従来型携帯電話(フィーチャフォン)の生産、販売は継続するとしています。「撤退」ではなく「休止」という言葉を使ってますね。基地局の売却に関しては触れられていません。
携帯電話端末事業の経営資源を新規・成長分野に戦略的再配置 – パナソニック
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120130926028176.pdf
パナソニック 、個人向けスマホの開発を休止 – ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPT9N0GZ02H20130926
パナソニック、個人用スマホ撤退へ 基地局事業も売却 – 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD280SG_Y3A820C1MM8000/
名前 (Name) が空欄だと「匿名」になり、コメント反映に時間がかかります。名前を入れると投稿後もコメントの編集や削除が可能です。Email は入力しても表示されません。コメントは1度の投稿で【300文字】までとなります。