ChromeOS Long-term Support (LTS) channel

ChromeOS の LTS チャンネル解説
画像:gpad.tv

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Chromebook のアップデートには、一般ユーザーが使う安定版(Stable)のほかに、企業や教育機関向けの「LTS(Long-term Support、長期サポート)」チャンネルが用意されています。今週も ChromeOS LTS 144 系のアップデートが配信されましたが、安定版がすでに 152 に進んでいるのに LTS が 144 なのはなぜか、疑問に思う人も多いはずです。この記事では Google の公式ヘルプをもとに、LTS の仕組みと安定版との違い、切り替え方法を整理します。

■ LTS チャンネルの基本

  • 対象: ChromeOS 96 以降の端末で利用可能。主に管理者が Google 管理コンソールで端末を管理している企業・学校向け
  • メジャー更新: 約6か月ごと。安定版が毎月バージョンを上げていくのに対し、LTS は半年に一度まとめて機能を取り込む(例: LTS 138 → LTS 144)
  • セキュリティ更新: 約2週間ごとに提供され、重要な修正は LTS にも適用される
  • 目的: 機能変更の頻度を減らし、業務アプリや授業用ツールの互換性検証の負担を軽くする

■ LTC チャンネルとは

LTS の手前には「LTC(Long-term Support Candidate)」というチャンネルがあります。LTC は次の LTS になる予定のバージョンを、LTS への昇格の約3か月前から先行して配信するもので、管理者は一部の端末を LTC にして新バージョンの動作確認を行い、問題がなければ残りの端末が自動的に次の LTS へ移行する、という運用ができます。端末は約6か月ごとに次の LTC バージョンへ自動更新される仕組みです。

■ 切り替え方法(管理コンソール)

  • Google 管理コンソールで「デバイス」→「Chrome」→「設定」→「デバイス設定」を開く
  • 「デバイスの更新設定」→「自動更新設定」で、リリースチャンネルとして「長期サポート候補チャンネル(LTC)」を選択する
  • LTC を選んだ端末は、その後 LTC → LTS の流れで更新されていく

■ 注意点

  • 安定版と LTS ではコードベースに差があるため、一部の重要なセキュリティ修正が LTS に移植できない場合がある
  • チャンネルを切り替える際は、ダウンロードサイズが大きくなることがある
  • 切り替えにはバージョンの条件があり、たとえば安定版から LTC に移る場合は両者のバージョンがそろっている必要がある
  • 個人所有の Chromebook は通常、安定版チャンネルのままで問題ない

■ 所感

Googlebook の登場で ChromeOS の将来が話題になっていますが、既存の Chromebook は自動更新ポリシーに沿って引き続きアップデートを受け取れます。大量の端末を運用する現場では、半年に一度の LTS 更新に合わせて検証と展開の計画を立てられる点が大きなメリットです。一方で、最新機能をいち早く試したい個人ユーザーには安定版やベータ版のほうが向いており、LTS はあくまで「変化を少なくしたい組織向け」の選択肢と理解しておくとよいでしょう。

■ ソース

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