Intel Atom搭載 Android開発スターターキット「inrevium」

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Android開発スターターキット inrevium
Android開発スターターキット inrevium

東京エレクトロン デバイスは2010年9月30日、「Android開発スタータキット」。自社ブランド“inrevium(インレビアム)”のラインアップとして商品化。同日より先行予約の受け付けを開。始価格は8万9800円(税別)。

この開発スターターキットは Android アプリケーション開発者向けで、インテル Atom プロセッサ「Z530(1.60GHz)」搭載の評価用CPUボードの他、同ボード上で動作する Android の OS イメージが含まれる。開発環境構築済みの USB HDD を同梱しているため、環境構築にかかる時間や手間が省け「箱を開けて30分程度で開発をはじめることができる」らしい!

評価用 CPU ボードに搭載されている Z530 について同社は、低消費電力だけでなく、高い処理性能や大きなメモリ容量が問われる産業用アプリケーションに適していることから、組み込み用途での Android 活用を拡大するとしている。

インテル アーキテクチャの互換性の高さから、PC上で開発された(C/C++で実装された)既存のLinux資産の有効活用ができ、高速演算処理の実現とAndroidへのスムーズな移行による開発期間の短縮を可能にした。

■ Android 開発スタータキット構成

  • CPU: Intel Atomプロセッサ Z530(1.60GHz)
  • PCH(チップセット): Intel US15W
  • メモリ: DDR2-533(512Mbytes)
  • ポート: USB2.0 5ポート (ホスト:4ポート、クライアント:1ポート)
  • グラフィック: Intel GMA500/RAM 256Mbytes(最大)
  • 出力: DVI-D
  • LAN: 10/100/1000BASE-T
  • PATA: 44pin 1ポート(UDMA100)
  • CF: 4Gbytes
  • ボード寸法: 100×72mm(Pico-ITX)

■ ソフトウェア開発環境用 USB HDD

  • 開発用Linux環境(VMware Player用ディスクイメージ)書き込み済み
  • Ubuntu 10.0.4 LTS ベースの Android OS ビルド環境
  • Ubuntu 10.0.4 LTS ベースの Android アプリケーション開発環境

販売開始時期は2010年10月。同社は、FA、OA、家電、車載情報端末などの組み込み機器市場をターゲットとし、年間100セットの販売目標を掲げている。




Posted by GPad   @   2010年9月30日 木曜日 0 comments
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