Sony Mobile has abolished the premium standard category

ソニー、同社投資家向け IR イベントとなる「Sony IR Day 2017」にて、プラミアムスタンダードモデルと呼ばれるスマートフォンン「Xperia X」と「Xperia X Compact」シリーズが廃止へ、今後は付加価値の高いフラグシップモデルに注力するとしています。

ソニー、投資家向け資料となる「Sony IR Day 2017」を公開。各事業の収益やシェア、今後の施策などを説明。その資料の中で、スマートフォン事業に関し、市場規模と他社商品の動向、価格推移、商品ポートフォリオ、商品戦略を説明。

特にスマートフォン事業では、2016年では価格帯の高いフラグシップモデル、中間体の「Xperia X」と「Xperia X Compact」を含むプレミアム・スタンダードモデル、価格帯の低いミッドレンジモデルの3つにカテゴライズしていましたが、2017年よりプレミアム・スタンダードを廃止し、より付加価値を高めたフラグシップに注力すると発表。

2017年の商品戦略は付加価値を高めたフラグシップモデルをメインとしており、カメラ、ディズプレイ、通信の分野において最高位のスペックを誇る端末をリリースしています。2017年には「Xperia XZs」「Xperia XZ Premium」に続くフラグシップスマートフォンを2機種程度準備中。

「Compact (コンパクト)」のブランドが付与された小型モデルのスマートフォンは一部では非常に人気があるため、今回の発表を残念に思う方は多そうです。ハイスペックな小型モデルも望まれている同社ですが、世界的にスマートフォンは大画面かと高画質化が進んでいるため市場ニーズを考えると妥当な決定なのかもしれません。

Sony IR Day 2017 – ソニー
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/