米国、航空宇宙会社ボーイングがセキュリティに特化した Android スマートフォンを開発中。2012年中に発売予定

Boing Android Smartphone

米国、大手航空宇宙会社ボーイング（BOEING）社が、Android OS を採用したスマートフォンを開発中との情報。セキュリティに特化した企業向け端末で早ければ2012年後半に発売されるとの事。

■ スペック

OS: Android base
その他: セキュリティ特化、エンタープライズ向け

※ 開発中の製品のため仕様が大幅に変更となる場合があります。

ボーイング社は世界最大の航空宇宙会社であり、米国唯一の大型旅客機メーカーです。民間機だけではなく、軍事用機器、ミサイル、セキュリティー事業等、多分野において高度な技術を保有する会社です。

2012年4月10日、ボーイング社は高度なセキュリティ機能を搭載した携帯電話を開発中で、OS には Android を採用していると発表。開発は終盤を迎えており、2012年後半には「Boeing Phone」が発売されるだろうと同社の副社長が話したそうです。

OS に Android を採用する背景には、セキュアな暗号化された端末を作ろうとすると販売価格が1つ 15,000～20,000ドル（約124万～166万円）になるとしており、価格を抑えるために無料のオープン OS を使用し、尚且つアプリケーションが充実しているプラットフォームを選ぶことで顧客にアピールできるとしています。

ボーイングが開発中の Android スマートフォンの詳細仕様に関しては言及がありませんでしたが、競合他社に比べセキュアな携帯電話を低価格で提供するとしています。

また、開発が完了した製品が必ずしも「ボーイング」ブランドで発売されかは不明のようです。どちらにしてもエンタープライズ（企業）向けの製品となりそうなので、価格や販路の面においても一般での入手は難しいかもしれません。

個人的にはどんな製品になるのか非常に気になりますが…

■ 追加情報 2014年3月2日
ボーイングより正式に Android OS を搭載したスマートフォン「Boeing Black」が発表。セキュリティに特化した製品で、ソフトやデータの自動消去システムを搭載。政府機関向けに販売予定。

Boeing to Jump into the Mobile Phone Business – National DEFENSE
http://www.nationaldefensemagazine.org/blog/Lists/Posts/Post.aspx?ID=742