ルネサス、スマートフォン搭載カメラ向け光学式手ぶれ補正と各種オートフォーカス対応ドライバ IC 「RAA305315GBM」開発

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Renesas OIS Driver RAA305315GBM

ルネサス エレクトロニクス、高機能化が進むスマートフォン搭載カメラ向けに、高精度かつ広範囲に位置決めを実現する高機能な光学式手振れ補正 (以下、OIS: Optical Image Stabilizer) ドライバ IC 「RAA305315GBM」を新たに開発し、サンプル出荷を開始。

■ 概要

  • 製品名: RAA305315GBM
  • パッケージ: WLBGA
  • アプリケーション: OIS (Optical Image Stabilizer) ドライバ IC
  • サンプル価格: 1,000円(1個)
  • 生産出荷: 2016年7月より量産開始、2017年7月には月産1000万個を計画

■ 開発背景
スマートフォンに搭載されるカメラの高性能化が進み、カメラ機能はデジタルスチルカメラ並みに高精細で高画質な静止画や動画が求められるようになりました。それに伴い、従来の電子式の手振れ補正機能だけでは、高画質化ニーズに応えるには不十分となってきており、光学式の手振れ補正技術との併用や使い分けるケースが増えています。これに対しルネサスは、これまで培った光学式手振れ補正技術を活かし、CPU や DSP の性能向上や周辺部品の1チップ化、低消費電力化を実現。

■ 3サーボ制御可能、高度制御実現
高性能 32bit CPU とサーボ制御の処理に適した DSP を搭載することにより、3サーボ制御が可能。これにより、ボイスコイルモータ(VCM: Voice Coil Motor)やピエゾ(piezoelectric element)のほか、形状記憶合金(SMA:Shape Memory Alloy)方式のアクチュエータを駆動可能。またオートフォーカス機能では、オープンループのオートフォーカス方式に加えて、新たに Bi-Direction 方式、クローズドループ方式に1チップで対応。カメラモジュールの小型化にも貢献。

■ 各種ソフトウェアや開発ツールなどの提供
ユーザニーズに合わせた各種ツールや開発環境などを提供。さらに評価ボード(別売)も提供するため、直ぐに評価を開始でき、開発工数を短縮可能。標準制御ソフトウェアを使用するための、アプリケーションノートやツール使用マニュアルを提供。これにより、早期に光学式手振れ補正機能を搭載可能。

高機能ドライバ IC を発売 – ルネサス エレクトロニクス
http://japan.renesas.com/press/news/2015/news20151125.jsp




Posted by GPad   @   2015年11月27日 金曜日 0 comments
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