USB 3.0 Promoter Group、USB Type-C において粗悪なアクセサリーを排除するため暗号化を導入した新しい認証仕様を発表

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Authentication Protocol for USB Type-C

USB 3.0 Promoter Group、USB Type-C アクセサリーでトラブルが増えているとして粗悪な製品を排除するために、新しい認証仕様「USB Type-C Authentication」発表。認証を導入することで USB Type-C 粗悪製品でのトラブルを回避できるとしています。

■ USB Type-C の主な認証ソリューション

  • 互換性の無い USB Type-C 充電器、ケーブルからのホスト端末(システム)保護
  • 仕様に準拠した USB TYpe-C 製品のみでの接続認証
  • 認証プロトコルを使用する製品はセキュリティーポリシーの制御を保持
  • 認証は実際のデータ転送や給電が行なわれる前に 128bit 暗号化データで行う
  • 証明書形式、デジタル署名、ハッシュ、ランダム番号生成などで採用されている既存の暗号化方法を視野に入れた規格

2015年中旬ぐらいまでは、Android スマートフォンやタブレットなどの端子は microUSB (micro-B) が主流となっていましたが、グーグルのネクサス端末やフラグシップモデルが続々と USB Type-C 端子を採用。2016年後半は USB Type-C を採用した製品とアクセサリーが増えていく見込みです。

需要にあわせて規格を無視した USB Type-C ケーブルや充電器などのアクセサリーが増えてきており、粗悪品によるスマートフォン(ホスト側)破損やデータ損傷が起きてるとしています。新しい認証プロコトル「USB Type-C Authentication」を導入し、メーカーが品質と規格を統一することで、トラブルの回避ができる他、ユーザーとしても端末(ホスト)側での接続拒否ができるメリットがでるとしています。

USB 3.0 Promoter Group とは、ヒューレット・パッカードカンパニー、インテル コーポレーション、マイクロソフト コーポレーション、ルネサス エレクトロニクス、STマイクロエレクトロニクス、テキサス・インスツルメンツから成り、2008年11月に公開された USB 3.0 仕様を策定。本仕様の維持・強化以外にも、仕様を拡張・適合させるために仕様の追補版を策定することで、以前にも増して多数のプラットフォームタイプや用途に対応させ、USB 3.0 技術の採用がユビキタス性を向上させ、より充実したユーザー体験を提供する上で役立つようにしています。

USB-IF とは、非営利団体のUSBインプリメンターズ・フォーラムは、USB 仕様で定義された USB 技術の向上と導入に関する支援組織およびフォーラムとして設立されました。USB-IF は、そのロゴやコンプライアンスプログラムを通じて、高品質の互換性のある USB デバイスの開発を促進し、USB のメリットや準拠テストに合格した製品の品質の周知に努めています。

Authentication Protocol for USB Type-C – BusinessWire
http://www.businesswire.com/news/




Posted by GPad   @   2016年4月14日 木曜日 0 comments
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