NEC smartphone business withdrawal ?
日本経済新聞により、NEC がスマートフォン事業より撤退し、レノボ (Lenovo) と進めていた携帯事業統合も見送る方向と報じられました。同日、NEC よりスマートフォン事業の撤退やレノボとの統合見送りを決定した事実は無いと正式コメントを発表。
NEC は中国レノボと合弁でスマートフォン事業を行うことで業績を回復させるとしていました。しかし、事業の出資比率が折り合わず、統合が見送られることでスマートフォン事業の維持が難しく撤退するとしています。これに対し、NEC は同日、正式コメントとして「さまざまな検討を行っているが、決定した事実はない」と発表。
スマートフォンや携帯電話事業は子会社のNECカシオモバイルコミュニケーションズが行なっており、日本国内ではドコモとソフトバンク向けに「MEDIAS (メディアス)」、KDDI 向けに「G’zOne (ジーズワン)」シリーズを展開。しかし、米国アップル社のスマートフォン「iPhone」などに押されて販売台数が低下。
「iPhone」を扱わないドコモでも、ソニーとサムスンの特定機種を優遇する販売戦略「ツートップ戦略」が行われたことで、同社の販売台数がさらに落ち込み業績の回復は厳しい状況です。そのため、スマートフォン事業から撤退し、競争の少なくなったフィーチャーフォンに専念する可能性があるとされています。
NEC からは独自性のある Android スマートフォンが複数出されており非常に魅力的なメーカーです。現時点で撤退が決定ではないにしろ、今の状況が続けスマートフォン事業の継続は難しいと思われます。2013年初頭から携帯事業の撤退が噂されていた同社なので、レノボとの事業統合見送りが決定打にならない事を願うばかりです。
NECのフィーチャーフォンを待っている方も多そうですが・・・(><
■ 追加情報 2013年7月31日
NEC、NECカシオモバイルコミュニケーションズはスマートフォン事業からの撤退を決定。2013年7月31日付けでスマートフォンの新規開発を中止し、販売中の機種をもって生産および販売を終了すると正式発表。尚、タブレット事業は継続するとしています。(詳細)
NEC、スマホ撤退へ レノボとの携帯統合見送り – 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD240SI_W3A710C1MM8000/
「スマホ事業撤退」報道にNECがコメント – ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20130717_607885.html
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19:12
MEDIAS Wがすきだから、このまま続けて更なる独自性の高い製品を出し続けてほしい