Samsung x The University of Tokyo (Kashiwa Study)

Samsung Health と Galaxy Watch
画像:Samsung Newsroom

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サムスン電子ジャパンとサムスン日本研究所は10月21日、東京大学 高齢社会総合研究機構と共同研究契約を結び、千葉県柏市で行われている大規模な追跡調査「柏スタディ」に Galaxy Watch シリーズと Galaxy S シリーズを提供すると発表しました。柏スタディは2012年8月に始まった、65歳以上の住民約1,000人を対象とするフレイル(虚弱)予防に関するコホート研究で、Galaxy 端末と Samsung Health で日常的に取得できる健康データが研究に役立つかどうかを検証します。

柏スタディは正式名称を「栄養と身体の健康増進調査」といい、自立または要支援の高齢者を対象に、健康状態や身体の構造と機能、活動量、社会参加、心理・認知機能などを長期にわたって追跡しています。フレイルや、加齢に伴って筋肉量と筋力が落ちるサルコペニアに早い段階で介入できるポイントを探り、住民自身が手軽に使える評価方法を開発することが狙いです。

今回の共同研究では、同意した参加者の一部を対象に数か月にわたる継続調査を行い、調査の場では体組成、抗酸化指数、血中酸素飽和度、歩行速度の推定値、血圧の推定値を Galaxy 端末で測定します。日常生活では睡眠や歩数など Samsung Health で取得できるデータ全般を活用し、参加者自身も Samsung Health アプリで自分の体組成などを確認できるようにすることで、研究への協力と健康の自己管理を両立させる形です。なお、血圧の推定機能は2026年10月時点で日本の一般ユーザー向けには提供されていません。

体組成の測定は Galaxy Watch4 以降の Galaxy Watch で利用できる機能で、Galaxy Watch Active シリーズや Galaxy Watch3 以前のモデルでは測定できません。調査期間中は、サムスンが原宿で運営する「Galaxy Harajuku」のクルーが現地に派遣され、高齢の参加者がスムーズかつ正確にデータを取れるようサポートするとしています。

■ ポイント

  • 契約相手: 東京大学 高齢社会総合研究機構(サムスン側はサムスン電子ジャパンとサムスン日本研究所)
  • 対象研究: 柏スタディ(2012年8月開始、柏市の65歳以上約1,000人を追跡)
  • 提供機器: Galaxy Watch シリーズ、Galaxy S シリーズ(具体的なモデルと台数は非公表)
  • 測定項目: 体組成、抗酸化指数、血中酸素飽和度、歩行速度と血圧の推定値のほか、睡眠や歩数など Samsung Health のデータ
  • 期間: 同意した参加者の一部を対象に数か月間の継続調査

■ 所感

スマートウォッチのヘルスケア機能は「測れる」ことと「医学的に意味がある」ことの間に距離があり、大学の長期コホート研究と組んで日常データの有用性を検証するというのは、その距離を縮めるための現実的な一歩だと思います。高齢の参加者にスタッフを付けてデータ取得を支える体制まで含めて発表している点も、研究の実効性を考えると納得のいく設計です。この成果が将来の Galaxy Watch の機能として一般ユーザーに戻ってくるかどうかに注目したいところです。

■ ソース

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